2018/11/22 公開
このたび當麻寺奥院「大方丈(重文)」の襖絵として、日本画の大家であり文化功労者でもあられる上村淳之画伯に「花鳥浄土」を奉納いただきました。
この「花鳥浄土」は日本画を原画として染め上げを用いて襖絵とする他に例を見ない作品です。
一般公開を前にして、11月21日にメディアの皆様をお招きしての報道記者発表会を開催させていただきました。
発表会には当院住職の他、當麻寺奥院 襖絵 染プロジェクトの原画と監修を担当頂いた日本画家の上村淳之先生、悉皆・監修を担当頂いた楽只庵主催の山本六郎氏にも登壇いただきました。
多くのメディアがお越しいただいた中で企画のあらましと当院の簡単な概要を説明させていた後、上村先生から作品を制作するに至った経緯や作品の世界観・作品に込めた想いなどコメントいただきました。
上村先生が「近頃の世相を見ていると我慢ならない事も多い。絵の世界ではとことん清らかな世界を描きたい」と、おっしゃられていたのが印象的でした。
質疑応答の後、参加者の皆様と大方丈に移り、参加いただいた皆様に襖絵の見学していただきました。
お越しいただいた皆様ありがとうございました。
期間限定ではありますが、今月23日から12月9日まで一般公開されますので、ぜひ一度足をお運びください。