當麻寺創建時の本堂。
金堂(こんどう)は元々奈良時代の建造物なのですが、藤原時代に平重衡の軍勢が乱入し、激しく破損。今の建物は鎌倉時代に修理されたものです。
當麻寺創建時の本堂であり、入母屋造の本瓦葺。
当寺最初の本尊「弥勒仏座像」(国宝)や「四天王立像」(重要文化財)などが収められております。(拝観希望は曼陀羅堂にて。)
塑像(粘土や石膏でつくられた像)ではありますが表面に布をはり漆をほどこして金箔を推してある珍しい如来形の坐像。座像自体は白凰時代に作られたもので、台座や光背は藤原時代のものです。
弥勒仏座像は當麻寺にとっても大切な霊像であり、わが国の仏像彫刻においても日本最古の塑像で初期塑像の異例として注目されています。
▲四天王像 増長天像
金堂の須弥壇四隅にあって本尊を守護する四天王像はどこか明るい、現在にも通じる顔立ちをされていて極めて特異な風貌をしています。
持国天像・増長天像・広目天像は白鳳時代に作れた乾漆造の仏像ですが、 多聞天像だけは鎌倉時代に補作された木造の仏像です。
法隆寺金堂四天王像に次ぐ国内2番目の古像であり、寺伝では百済方面から将来したものとされており、容貌や衣文には大陸的雰囲気が漂ってる点にご注目ください。
金堂外観
弥勒如来坐像
四天王像 持国天像
公開 | 公開(本堂で受付) |
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区分 | 重要文化財 |
製作時期 | 鎌倉時代 |
公開 | 公開(本堂で受付) |
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区分 | 国宝 |
製作時期 | 白鳳時代(681年) |
公開 | 公開(本堂で受付) |
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区分 | 重要文化財 |
製作時期 | 白鳳時代 |