令和元年10月10日~11月7日まで當麻寺奥院「宝物館」にて、奥院建立の根拠となる後光厳天皇の勅許を展示しております。
時代は室町時代初期で京都の北朝方と吉野の南朝方に分かれているとき。数多くの戦乱で安住の地とはとうてい呼べなくなった京都では、多くの寺院が戦火で灰燼に期していました。京都 知恩院 第12代目の住職、誓阿普観上人の夢に法然上人が登場され、大和の當麻寺に法然上人像を遷座するように告げました。夢告を受けた誓阿普観上人は遷座の許しを受けに後光厳天皇の元を訪れ、頂いたお許し「勅許」が本状です。
「知恩院安置 法然上人直作ノ遺像 夢告及数度 大和国當麻寺遷送 往生院造立 成就之上ハ 遺像安置 常行仏号 厳修之志 願両院兼帯寺務之条於 勅許者永可為本寺職者也 応安三年 花押 誓阿普観上人 御房」
開催時期 | 令和元年10月10日~11月7日 |
---|---|
開催場所 | 當麻寺奥院 |
見学料など | 500円(入山料含む) |
参考サイト | 後光厳天皇 |