上村淳之先生作の襖絵「花鳥浄土」。6室30枚60面からなる大作を特別公開。
重要文化財「大方丈」や通常非公開の庭園とともに、この秋一般に特別公開いたします。
文化勲章受章者 上村淳之先生の襖絵「花鳥浄土」を11月16日~30日に特別公開いたします。
奥院の重要文化財建造物「大方丈」に上村淳之先生作の襖絵「花鳥浄土」が奉納されました。6室30枚60面からなる大作です。「日本の四季」を六室それぞれに趣を変え、植物と鳥で表現した「花鳥浄土」。実は単なる襖絵では無く、日本画を着物の生地に染めて襖絵とする「日本画+着物染+表具」という日本伝統文化の結晶ともいえる作品です。もみじ色づき秋に染まる奥院浄土庭園とともにお楽しみ下さい。
※同時特別公開
・重要文化財「大方丈」
奥院大方丈は今から400年前の江戸時代、法然上人400年遠忌にあたる西暦1612年に建築されたもので、奥院住職の居室兼祈りの場として整えられました。中期奥院の姿を姿を留める建造物です。江戸時代には狩野派により金碧画の襖絵が全室を彩ったが、明治維新後の廃仏毀釈の影響で襖絵のほとんどが散逸してしまい、上之間の壁画にわずかに残るのみとなってしまった。令和になり日本花鳥画の大家、上村淳之氏の手により、新たな襖絵が完成し往年の雰囲気を取り戻した。
・方丈庭園
大方丈には付属する二つの庭がある。江戸時代から残る紅葉彩る北庭と、昭和の名作庭師中根金作師による浄土信仰の神髄を表した二河白道(にがびゃくどう)の庭である。
奈良県葛城市にある當麻寺奥院へは、
公共交通機関では、
近鉄南大阪線「当麻寺駅」が便利です。「当麻寺駅」から西へ徒歩20分。
当麻寺駅まで、「新幹線 新大阪駅」から約70分。「大阪駅」から約60分。大阪天王寺「近鉄あべの橋駅」から約35分。「近鉄橿原神宮前駅」から約20分。「近鉄奈良駅」から約60分。「近鉄京都駅」から約90分。「近鉄名古屋駅」から約150分。
お車でお越しの際は、
大阪市内方面からは西名阪自動車道「柏原IC」
名古屋・奈良市内方面からは西名阪自動車道「香芝IC」
和歌山・関空方面からは南阪奈自動車道「葛城IC」
橋本・五條・橿原市内からは京奈和自動車道や大和高田バイパスが便利です。
奥院入山の方は参拝者専用無料駐車場をご利用下さい。
開催時期 | 令和6年11月16日~11月30日 |
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開催場所 | 當麻寺奥院 |
見学料など | 大人1000円 小学生500円 |