4月13日~5月5日の間、奥院本堂である重要文化財「御影堂(みえいどう)」を特別公開いたします。
當麻寺奥院は応安3年(1370)に、当時大和国において浄土系の僧侶が多く滞在し、當麻曼陀羅を中心に極楽浄土信仰が盛んであった當麻寺に、浄土宗の総本山であった京都知恩院から法然上人坐像を遷座して建立されました。奥院堂宇の中心となるお堂が法然上人を奉る御影堂です。通常は外陣のみしか入ることができないお堂ですが、ボタンの時期に限って、脇陣奥まで拝観することができ、創建当時の装飾や、脇陣にお祀りされる仏像を拝観することができます。
写真は室町時代の宝冠阿弥陀如来像です。
仏や如来は宝冠を被らないラホツの姿で仏像を表現しますが、この阿弥陀様は菩薩像のように宝冠を被っておられる珍しいお姿です。
阿弥陀仏の修業時代「法蔵菩薩」がまさに五劫思惟といわれる永い修行を達成し、阿弥陀如来になろうという悟りの瞬間を表現していると当寺では理解しております。
奈良県葛城市にある當麻寺奥院へは、
公共交通機関では、
近鉄南大阪線「当麻寺駅」が便利です。「当麻寺駅」から西へ徒歩20分。
当麻寺駅まで、「新幹線 新大阪駅」から約70分。「大阪駅」から約60分。大阪天王寺「近鉄あべの橋駅」から約35分。「近鉄橿原神宮前駅」から約20分。「近鉄奈良駅」から約60分。「近鉄京都駅」から約90分。「近鉄名古屋駅」から約150分。
お車でお越しの際は、
大阪市内方面からは西名阪自動車道「柏原IC」
名古屋・奈良市内方面からは西名阪自動車道「香芝IC」
和歌山・関空方面からは南阪奈自動車道「葛城IC」
橋本・五條・橿原市内からは京奈和自動車道や大和高田バイパスが便利です。
奥院入山の方は参拝者専用無料駐車場をご利用下さい。
開催時期 | 令和3年4月13日~5月5日 |
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開催場所 | 當麻寺奥院 |
見学料など | 500円 |