一言法話
西暦 當麻寺の歴史 日本・大陸の出来事
538(552) 仏教伝来
573 聖徳太子誕生
593 四天王寺・法興寺など建立を発願
厳島神社創建
596 最古の仏教寺院法興寺(現飛鳥寺)建立
607 法隆寺創建
小野妹子を随に派遣
612 聖徳太子の弟麻呂子親王により
河内国山田郷に萬法蔵院禅林寺創建
613 日本最古の国道「竹内街道」整えられる
621 聖徳太子薨去
622 京都最古の寺院広隆寺建立
624 全国に46の寺院あり
640頃 中国敦煌莫高窟で阿弥陀浄土変相図描かれる
642 信州善光寺創建
645 大化の改新
7世紀中頃 善導大師「観無量寿経疏」著
浄土変相図作成
670 法隆寺全焼
681 役行者敷地である当地に伽藍を遷し、
金堂国宝「弥勒仏」開眼
以降近いうちに
金堂脇仏・重要文化財「四天王」・国宝「梵鐘」
講堂建立
694 藤原宮遷都
7世紀末 奥院、重要文化財「押出銅造三尊仏」
694−710 高松塚・キトラ古墳築造
698 薬師寺完成
701 大宝律令
710 平城京遷都
興福寺創建
奈良前期 重要文化財「石灯籠」造立
711 法隆寺(西院伽藍)再建 ※現伽藍
712 太安万侶「古事記」撰修
「日本書紀」撰修
727 長谷寺創建
747 新薬師寺創建
752 東大寺大仏開眼
756 正倉院建造
759 唐招提寺創建
763 国宝「當麻曼陀羅」完成
中将姫、善導大師「観経疏」に基づき浄土変相図を織る
奈良中期 国宝「東塔」建立
国宝「曼陀羅堂」第一次前身堂建立
768 春日大社創建
780 清水寺創建
秋篠寺創建
784 長岡京遷都
奈良末
平安頭
国宝「西塔」建立
中門建立
国宝「曼陀羅堂」第二次前身堂へ
国宝「曼陀羅厨子」完成
794 平安京遷都
東寺建立
816 金剛峯寺(高野山)創建
823 空海、當麻寺参籠。
當麻寺の僧・中之坊実弁、三論宗から真言宗に改宗
延暦寺(比叡山)
平安中期 重要文化財「吉祥天立像」(東京国立博物館寄託)
重要文化財「紅玻璃阿弥陀坐像」
重要文化財「板光背」
重要文化財「妙幢菩薩立像」造立
850 中尊寺開山
853 禅林寺永観堂創建
874 醍醐寺開山
888 仁和寺創建
903 太宰府天満宮創建
947 北野天満宮
984 恵心僧都源信「往生要集」を著す
1000 清少納言「枕草子」
1005 恵心僧都源信により練供養が比叡山から伝わる
1011 紫式部「源氏物語」
1047 浄瑠璃寺創建
1052 平等院建立
末法に入る
1086 白川上皇院政
1114 一日書写「大般若経」
1133 法然上人生誕
1161 国宝「曼陀羅堂」上棟
ほぼ現在の形に。
12世紀中頃 重要文化財「螺鈿玳i唐草合子念珠入」高麗で制作される
平安末 国宝「倶利伽羅竜蒔絵経箱」(奥院蔵)
「伊呂波字類抄」に「當麻寺」の項
現講堂本尊・重要文化財「阿弥陀如来坐像」造立
1164 三十三間堂建立
1174 浄土宗開宗
1180 平重衡の治承の乱により、
金堂・講堂羅災、中門消滅、
金堂脇仏・四天王多聞天消滅。
1184 重要文化財「金堂」再建
近いうちに国宝「弥勒仏像」修理
重文四天王「持国天」「増長天」「広目天」修理
1185 平家滅亡
1191 「建久御巡礼記」に「當麻寺の条」
1192 鎌倉幕府始まる
浄土寺創建
1198 法然「選択本願念仏集」を著す
1202 建仁寺創建
1204 重要文化財「選択本願念仏集」(奥院本)書写了
1205 藤原定家「新古今和歌集」
1206 高山寺再興
1208 浄土系の僧、恵阿弥陀仏が當麻曼陀羅の初の転写本、
「建保曼陀羅」の作成を発願。
1212 法然上人往生
鴨長明「方丈記」
1215 「建保曼陀羅」完成、京都蓮華王院(三十三間堂)の
宝蔵に奉納。
1216 「諸寺建立次第」(興福寺大乗院)に縁起あり
1219 国宝「西塔」修理、水晶五輪塔に仏舎利を納め奉納。
1221 承久の変
1223 証空著「當麻曼陀羅注」
1224 「建保曼陀羅」が當麻寺に還納。以降行方不明。
1230 肥後満善寺に曼陀羅写本を安置。
後の重文「禅林寺本」となる。
1231 「当麻寺流記」(九条家)
1232 御成敗式目制定
1235 「護国寺本諸寺縁起集」に記述あり
1236 東福寺建立を発願
1237 ・証空、播磨法眼に曼陀羅を転写させ、
信州善光寺・宇都宮神宮寺・当麻西竜御殿
に當麻曼陀羅模本を奉納。
・「上宮太子拾遺記」に「當麻寺建立事」
1241 国宝「曼陀羅厨子」に扉が設けられる。
結縁の衆生1500人の名が記される。
国宝「當麻曼陀羅」を桧板に貼る。
1243 国宝「曼陀羅須弥檀」奉納
13世紀中頃 国宝「當麻曼陀羅縁起絵巻」(鎌倉光明寺蔵)
重文「当麻寺縁起」(紀州清浄心院蔵)
重文「當麻曼陀羅縁起」
1253 「大和国当麻寺縁起」(仁和寺)
1254 「古今著聞集」に「當麻寺事」
1257 往信著「私聚百因集」に「当麻之曼荼羅之事」
1262 「和州當麻寺極楽曼荼羅縁起」
1268 国宝「曼陀羅堂」背面に閼伽棚を設置
1274 蒙古襲来(文永の役)
1281 蒙古襲来(弘安の役)
1285 塔頭「念仏院」創建
1286 時宗の一遍、當麻寺参詣
1291 南禅寺創建
1303 重要文化財「講堂」上棟
1317 舜昌法印、
重要文化財「法然上人行状絵伝四十八巻」(奥院蔵)制作
1319 大徳寺開山
1326 重要文化財「金堂」修理
鎌倉末 重要文化財「四天王多聞天」造立
1331 兼好「徒然草」
1333 鎌倉幕府滅ぶ
1336 南北朝分立
1338 室町幕府始まる
1354 護念院梵鐘鋳造(三田高尾寺鐘として)
1368 足利義満将軍に
1370 京都知恩院から本尊
重要文化財「円光大師法然上人坐像」を遷座し、
「奥院」が創建される
1371 「太平記」完成
1392 南北朝終わる
1407 「奥院と知恩院との契約状」
1436 増上寺開山酉誉聖聰「當麻曼陀羅疏」著す。
1447 重要文化財「薬師堂」建立
1467
〜1477
応仁の乱
1482 銀閣寺造営を開始
1503 法橋慶舜・専慶「當麻曼陀羅」の第二回転写として
重要文化財「當麻曼陀羅文亀本」
を作成
1527 宗胤、「南無阿弥陀仏三界万霊」の石塔婆造立
1531 宗胤、重要文化財「當麻寺縁起」の制作を発願し、
後奈良天皇書・土佐光茂筆で完成する。
1543 鉄砲伝来
1549 フランシスコ・ザビエル、キリスト教を伝える
室町末 金堂安置「不動明王像」
曼陀羅堂安置「役行者・前鬼・後鬼像」
1582 本能寺の変
1583 国宝「曼陀羅厨子・須弥檀」大修理。
現在の擬宝珠・金具新造。
1591 西本願寺造営開始
1600 関ヶ原の合戦
1602 東本願寺造営開始
1603 江戸幕府始まる
1604 奥院現本堂、重要文化財「御影堂」建立
1612 奥院、重要文化財「大方丈」建立
1615 大阪夏の陣、豊臣氏滅亡
1617 日光東照宮創建
1633 念仏院の慶誉、重文「當麻寺縁起」(一般蔵)を依頼。 鎖国令発令
1637 「知恩院下定書」 島原の乱
1646 県指定「大師堂」造立
1647 奥院、重要文化財「鐘楼門」建立
1674 奥院、県指定「當麻曼陀羅延宝本」作成。
1676 京都大雲院の性愚、
国宝「當麻曼陀羅」を板から剥がし軸装に。
以降、桧板は「裏板曼陀羅」として厨子背面に安置。
1684 松尾芭蕉、當麻寺参詣
1685 宝雲・良慶が「當麻曼陀羅貞享本」を作成。
1689 松尾芭蕉「奥の細道」の旅に出る
1716 吉宗、八代将軍に
1745 奥院、本堂大方丈・書院修理、阿弥陀堂建立
當麻寺仁王門上棟
1757 「知恩院下証状」
1766 奥院、円光大師二十五霊場の石碑建立
1774 杉田玄白「解体新書」刊行
1800 「知恩院下定書」
1808 間宮林蔵、樺太探検
1815 奥院、庫裡再建
1818 奥院、徳本行者の名号石
1821 伊能忠敬「大日本沿海実測全図」完成
1844 「知恩院下定書」
1859 奥院、鐘楼門を現在地に曳家
1868 明治維新
1902 岡倉天心の命を受けて漆工芸家、六角紫水が来寺
国宝「倶利伽羅竜蒔絵経箱」を研究する
1912 大正改元
1926 昭和改元
1927 水原秋櫻子、當麻寺参詣
1935 重要文化財「講堂」解体修理
1936 二上山を震源とする河内大和地震発生
1945 終戦
1958 国宝「曼陀羅堂」解体修理
曼陀羅堂屋根裏より重要文化財「板光背」発見
1989 平成改元
1993 浄土庭園完成
1995 阪神大震災
2003 奥院、鐘楼門全解体修理完了
2006 糸繰堂改築
2008 県指定「大師堂」解体修理